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*なんかアンニュイな三郎です。




ぽとり、と目の前で椿の花が落ちた。
部屋に飾っていた椿は、そのまま黒塗りの盆の上に落下する。
そういえば、今年は庭に見事な花が咲いたからと言って、ところ構わずその枝を持ってきたのだった。
赤いその花は、やたら見事にその色を盆の上で主張していた。
赤い赤い、血の様な色はやけに鮮明で、目の前がちかちかした。
今日は血は浴びてない、そんな事はしていないのだが、その花から血の匂いがするような気がした。
ばかばかしい、と私は首を横に振った。
そんな訳ない、血の匂いなんてしない、これはただの花なのだ。
それでも、やけに忌々しいと思ってしまって、その花を手にして私は一思いに握りつぶした。
ぐしゃり、とそれは柔らかく手の中でつぶれた。
まるで、心臓の様だと思って、私はそれを庭へと投げ捨てた。



なんかアンニュイな三郎。
なんとなく実家に帰ってきて、一人で切ない気持になってる時。

つか、完全に私の中で三郎のイメージフラワーは椿になってるwww

お題配布元:PULMO

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